2013.10.31 |
鹿児島R物件特集 vol.1「桜島ビュー物件」冨ヶ原陽介(鹿児島R不動産/Nuff Craft 株式会社) いつでも桜島が眺められる物件を希望するのは当たり前の気持ちではないでしょうか。 まずは桜島から。無視できない存在の大きさ 鹿児島のシンボル・桜島。1914年以前は錦江湾にぽっかりと浮かぶ、その名の通り島でした。同年の大正噴火で流出した大量の溶岩によって大隅半島と陸続きに。海で隔てられた鹿児島市街地側からは24時間運行のフェリーを使って15分で渡ることができます。ご存知の通り現在でも噴火活動は続いており、2012年は1100回以上の噴火を記録しました。その規模は大小さまざまで、噴火しない日もあれば1日に5回以上も噴煙を上げることもあります。ときには轟音を立てて大量の灰を降らせる迷惑な存在。降灰に見舞われると外に干していた洗濯物はやり直さなければならないし、洗車して間もないのに灰に降られたときのあの悔しさといったら、なんとも表現しがたいものがあります。 それでもこの厄介者を憎めないのは、その雄姿が代え難い癒やしや充足感を与えてくれるからです。「母なる大地」という表現にならって桜島を人で喩えるなら、腰を麻縄でギュッと縛った勇壮な男性。故郷を見守るようにどっしりと構え、空気の澄んだ晴れた日に見せる美しい山容は、長年ここに暮らす僕たちでさえ魅了されてしまうほどです。鹿児島に住むと、誰もが桜島の存在の大きさを感じるようになります。だからこそ、いつでも桜島が眺められる物件を希望するのは当たり前の気持ちなのではないでしょうか。 鹿児島のS席 鹿児島の地形は70%が山地。限られた平坦地と中心に位置する桜島に向かって傾斜地が下りていく、まるでスタジアムの観客席のような形をしています。坂道が多いので不便に感じるかもしれませんが、これによって多くの場所から桜島を見ることができるのです。周囲が海に囲まれているおかげで視界を遮るものが建ち得ないのも要因のひとつかもしれません。 |
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