2013.12.10 |
鹿児島R物件特集 vol.5「いつかは手に入れたい、憧れの島ライフ」冨ヶ原陽介(鹿児島R不動産/Nuff Craft 株式会社) 鹿児島には多くの島があります。鹿児島だから実現可能な、島ライフをご紹介します! 今回は屋久島ライフを紹介 鹿児島を語るうえで島の話題を外すことはできません。県内には605の島があり、うち32島が有人島です。それぞれに地形の違いや気候の違いがあり、暮らしの様子も異なります。今回はその中から、「屋久島」についてお話しします。 移住希望者が知っておくべき不動産事情 屋久島は昔から島移住を考えている人たちの憧れの場所でした。現在でも多くの移住経験者が暮らしており、別荘もたくさんあります。島は空港を中心に大きく北と南に分けられ、冬でも比較的暖かい南のエリアの方が人気です。しかしながら賃貸物件は数えるほどしかありません。実際空き家はあるのですが、所有者が不動産業者に預けていないため情報として上がってこないのが現状です。一方で売買物件は容易に見つけることができます。例えば九州最高峰の宮之浦岳を借景にした土地や渓流のほとりに建つ一戸建てなど。このように表現するととても美しく聞こえますが、そのスケールがケタ外れ。敷地内に人の背丈よりもはるかに大きな岩が転がっていたり、へそくり程度の金額で広い土地が購入できてしまったり、冗談のような物件ぞろいなのです。ここに島ならではの面白さがあって、まるで宝探しをしている感覚です。また、フェリーターミナルがある宮之浦と安房以外の地域は市街化区域にあてはまらないので自由度の高い建築が可能。これらの地域の土地も狙い目です。 島暮らしのリアル 正直なところ、島の暮らしは同じ鹿児島県に住む僕たちにも想像できません。そこで屋久島に暮らす2組のご夫婦にご協力いただき、島の生活についてうかがいました。 Nさんの住まいがある中間(なかま)地区は移住者が少なく、住民同士がまるで家族のように密接につながっています。自然に惹かれて移住すると同時にある程度地元に根差した生活を希望していたおふたり。地域の雰囲気に溶け込むためにコミュニケーションを積極的に取り、今では地区の運動会などのイベントにも参加しているそうです。「中間は濃密な関係を築ける集落。反対にライトな関係でやっていける場所もあります。選べるのがいいですね」(ご主人) 生活にかかるコストは安くなったものの、仕事で大阪に行く際の交通費を入れると以前とはあまり変わらないといいます。それでも費用に対する効果はかなり高く、「だいぶおもろい」とご主人は言います。島暮らしに慣れたことでたまに行く都会の魅力を再確認できたり、観光地ならではの人との出会いがあったり、移住当初は想像していなかった変化も楽しんでいる様子です。 Tさんは現在、北エリアのダイビングスポット・一湊(いっそう)の隣にある志戸子地区に一軒家を借り、家族3人で暮らしています。ご主人はダイビングの仕事のかたわら水中カメラマンとしても活動し、グラフィックデザイナーの奥様も仕事を再開させました。都会の分業スタイルとは異なり、島でのデザインの仕事は専門外の作業を要求されることもあるらしく、そのような場面では苦労があるそうです。 屋久島でどんなライフスタイルを描くか 2組のご夫婦は自分たちのやりたかった生活を実践していました。自然溢れる環境で好きなことができているのはとても羨ましい。また、コミュニティーとの関わりの深さの重要度も見えてきました。エリアによって差はあれど、積極的にコミュニケーションを取り、地域に適応していかなければここでは暮らしていけません。 |
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